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東京駅グランスタ 販促CPN「2015七夕・名所江戸百景 市中繁栄七夕祭 東京駅版」
トコナツとしては初となる七夕案件を東京駅グランスタにて2015年7月に実施。
単に笹を用意して短冊に願いを、だけではトコナツらしくない。
ということで考えたのが、江戸時代の七夕はどんなだったろうということ。
そこから辿り着いたのが歌川広重「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」という浮世絵。調べてみると当時は五節句のうち、七夕が最も重要な年中行事であり、その際の市中の繁栄ぶりを描いたものとのこと。
まず画像提供を公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団さんに依頼。さらに浮世絵に描かれた富士山のように、東京駅が東京の繁栄を見守りたいという想いを込めて中央の富士山を東京駅丸の内駅舎に描き変え、その両側に金屏風を加えて、低予算ながら少し贅沢な七夕空間を演出した。
今どき短冊に願いを書いてくれる人なんてと思いきや、これが予想を遥かに上回る短冊の数に、期間中担当者がなんども笹を入れ替えなければならないほどに。
東京駅グランスタでの浮世絵シリーズはこれを機に「2015-2016年末年始フェア・玉兎 孫悟空(月岡芳年)」、「2016-2017年末年始フェア・動く浮世絵(歌川広重「名所江戸百景 する賀てふ」東京駅グランスタ版)と続いていく。
ちなみにこの「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭 東京駅版」の展示実物は現在も株式会社鉄道会館の入口ロビーに展示されている。