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DATE : October 23,2018

福島県いわき市シティセールス「フラシティいわき」

2017年から2年に渡っていわき市の職員の方々や市民有志、そして学生たちと進めてきたシティセールスプロジェクトは、「フラシティいわき」のメッセージとロゴ、そして基本方針策定として2018年10月にリリース。

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

少子高齢化による人口減少(2060年いわき市人口は2015年の半分以下の約16万人と想定)を背景に、市民にとって「住み続けたい」と思える“自信と誇りに満ちたまち” を、市外の人や企業にとって「行きたい」「住みたい」「進出したい」“選ばれるまち”を目指す。

まずは1年かけて議論を重ね、シティセールスの基軸を「フラ」に設定。国内におけるフラ文化発祥の地「いわき市」に根付いているアイデンティティは「フラ」であることを改めて認識し、既存の地域資源と調和・融合を図りながら、市内外に対する訴求力の高いコンテンツとして磨き上げ、市外からの「人の流れ」と市内での「稼ぐ仕組み」を作り上げることとした。

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

もっとも時間を費やしたのは基軸をどこに置くかという点。常磐ハワイアンセンターと共にフラ文化が根付いて50年。語り尽くされた感があるも徹底されていないフラ路線でいくか、新たな資源発掘・育成路線でいくかで意見は分かれた。意見が後者に傾きかけた最終段階で、大学生の参加者が『私たちの世代はフラがすごく身体に入っている。いわきでフラだとか、フラじゃないという議論自体よくわからない。フラガールやフラダンスは身近なもの、一体感を生むもの。わたしたちの世代にとって、フラはいわき市全部のもの』という旨を発言。これを機に高校生や大学生の意見を聞く場を新たに設け、「フラ」を基軸とした『フラシティ いわき』へと向かっていった。東日本大震災後のスパリゾートハワイアンズ フラガールの皆さんたちによる『全国きずなキャラバン』、震災の年からスタートした『フラガールズ甲子園』などの影響下で育った若年層たちの声が市全体の意識を変えていった流れは非常に興味深く、特筆すべき点であった。

 

その後、半年かけてメッセージとロゴの制作を行った。

◼︎メッセージ「フラシティ いわき」
メッセージの制作は、様々な地域資源を掘り起こすところからスタート。その後、他と差別化された資源として「フラ・アロハ・ハワイ」を選び、さらに言葉の意味や歴史と照らし合わせ「フラ」を選出。外向けに、具体的に、シンプルに、という観点から「フラシティ いわき」を制作。

◼︎ロゴマーク
「フラシティ いわき」を視覚的に表現する構成要素の選出からスタート。中心にフラを踊る女性の顔を配置。過去、現在、未来を感じてもらうため、昔風でもあり、今風にも見えるようにデザイン。イメージカラーは市のシンボルマークを踏襲し、いわきの海と空を表す青、太陽やいわき人の熱を表す赤の2色で構成。いわきの表記はHAWAIIとIWAKIの文字がかぶるため、敢えてアルファベットにして、波のウェーブを加えた。市の花であるツツジはハイビスカス風にアレンジし、いわき七浜にかけて7つ配置。今後のパターン展開を考え、背景には失われた海を取り戻す象徴として、ウミガメ、メヒカリ、カモメ、カジキマグロ、カツオ、クロマツ、サンマを配置。国際姉妹都市ハワイ・カウアイ島の花 モキハナも入れた。最終的には、インパクトがあり、いわき市らしく、過去から現在、未来までの時間を示すもの、という観点からデザイン。  

◼︎トコナツ歩兵団の取り組み
福島県いわき市とともに、市民や企業等が参加するワークショップを開催。いわき市の地域資源を掘り起こしながら、クローズアップすべき基軸(コンセプト)を探りました。それを基に、市民や市外  の方々、フラ関連など、ターゲット別に施策を設定。いわき市シティセールスの基本方針の策定、メッセージの整理、ロゴのデザインなどを行った。

◼︎商品開発
その後、ロゴデザインを踏襲した様々な商品開発がスタート。稼ぐシティセールス は現在も進行形である。

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

©︎トコナツ歩兵団2018-2020

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(トコナツ歩兵団)
プロデューサー:渡部 祐介(株式会社マイロックチョコレーツ)
グラフィックデザイナー:竹林 一茂/横田 周平(株式会社SHA)